アニメを制作する動画マンの仕事とは

動画マンの仕事
動画マンの立ち位置はアニメーターの第一ステップでありながらもアニメ制作において重要な役割を持ちます。では、気になる動画マンの仕事内容を詳しく見ていきましょう。

動画マンの仕事内容

動画マンというのはアニメーターの一種で、その仕事内容は主に指示された絵を描くことです。大体月500枚程度の作画をこなすことになります。また、新人動画マンは基本的に先輩のチェックを受けながら作業を進めていくので、何かミスがあればしっかり教えてもらうことができます。さらに、担当するカットの中には機械だらけの絵など相当手間がかかるものも含まれてきます。これらをスピード感を持って正確に描写しようとすれば、アニメーターとしての実力の向上につなげることができます。では、そんな動画マンが担当する業務は一体どの部分なのでしょうか。

指示書に沿って原画を清書

まずカット袋と呼ばれる大きな封筒を受け取ります。これには原画や作画監督の指示書、設定資料、タイムシートが入っています。これらは後に他のスタッフさんも使うので、無くしたりしないようきちんと管理しましょう。動画マンはそれらを元に原画のクリンナップ(清書)を行います。

中割りを描く

次はタイムシートと原画をもとに中割りを描いていきます。中割りというのは、原画と原画の間に入れる絵のことで、アニメーションをより自然な動きに近づける役割があります。その枚数は場面によって異なり、ゆっくり滑らかに動くアニメーションほど多くの中割りが必要になります。最後にベテランの動画マンがパラパラ漫画のようにしてみて動きが不自然でないかを確認したら作業は一旦終了です。その後、最終的に作画監督の確認が入り、確認によってOKが出なかった場合は追加の指示等のもと描き直しを行います。

原画マンとの違い

原画マンが指示をもとにゼロから絵を生み出すのに対して、動画マンはそのつなぎの絵を描く作業。原画マンはより高いスキルとクリエイティブさが求められるので、動画マンとして十分な仕事ができるようになってから就ける役職となっています。また、原画マンへの昇進は給与アップでもあるので、いち早く昇進できるよう頑張りましょう。

動画マンに必要なスキル

では、これらの仕事をこなすためには動画マンにはどのようなスキルが求められるのでしょうか。

絵を描くスキル

やはり、上手に絵を描けるに越したことはありません。中割りをただ描けるだけでなく、締め切りを守れるだけのスピード感を持って作業しなければならないので、スキルがないと難しい作業です。

忍耐力

常に一定のクオリティを保ちながら作画を進めていく必要があるため忍耐力が必要な場面は多く出てきます。アニメのクオリティに大きく関わるため、手を抜きたくなるような状況下でどれだけ踏ん張れるかが重要です。また、動画マンは基本的に掛け持ちで別の仕事をして生計を立てることが多く、日常的に忙しくなりがちです。原画マンになれば仕事を一本に絞れるので、それまでは日々精進です。

動画マンになるには

では、実際に動画マンになるにはどうしたら良いのでしょうか。

最低限のスキルを身につける

業務をこなすためには、最低限中割りを自然に見せられるように描けることと、スピードを意識して締め切りに間に合わせるだけの能力は必要です。これらがなければ、アニメ制作会社に採用してもらうことは難しいでしょう。普段からデッサン練習などを行い、常に上を目指す姿勢を維持するよう心がけましょう。

特別な資格は必要ない

実は動画マンになるのに必ず必要な資格というのはありません。アニメ業界はクリエイティブな業界。動画マンになれるかは魅せる絵が描けるかにかかっています。しかし、持っておくと有利な資格はあります。例としてはCGクリエイター検定や色彩検定です。もし、受ける余裕がある場合は受けておくと採用の際に有利に働くでしょう。

専門学校か独学か

基本的に必要な知識とスキルを養成してくれる専門学校に行く方が動画マンになれる可能性は高くなります。さらに、専門学校に行けばアニメ業界を目指す仲間もいるのでモチベーションも維持しやすいです。専門学校は手厚く就職支援してくれるので、「独学ですでに相当な実力がある」という場合を除けば、専門学校に行くのが良いでしょう。

まとめ

動画マンについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
アニメーターとしての第一歩であるにもかかわらず、動画マンはアニメ制作には欠かせない存在でもあります。興味のある方は日本のアニメを支える動画マンをぜひ目指してみてください。アニメのエンドロールにあなたの名前が載る日もそう遠くないかもしれません。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする